お坊さんと落語のブログ

お坊さん(浄土真宗)です。落語も好きで、歴史にも興味あります。

シンポジウム「死に出遇う」が開かれました。

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この記事を英語でも書きました。
I wrote this in English here.

3月25日(日)、シンポジウム「死に出遇う」が、築地本願寺で開かれました。会場はおかげで満席になりました。お越し頂きありがとうございます。
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このシンポジウムでは、浄土真宗本願寺派総合研究所の研究員たちが、仏教が死についてどう考えるかについて講演しました。私たちは皆、いずれ死にます。すなわち、死を考えることは生きることを考えることなのです。

私は『倶舎論(くしゃろん)』をもとに、中陰(死んでから生まれ変わるまでの中間の時期)について話しました。『倶舎論』は、インドの高僧・世親(ヴァスバンドゥ、AD4-5世紀)の著作です。

死んでから生まれ変わるまでの間、亡くなった人は、生まれ変わるための縁を結びつけると、『倶舎論』は説きます。これは、亡くなった人が生きている人に影響をあたえているということです。私たちは、亡くなった人の影響を認識することはまずできません。しかし、影響を認識できないことは、亡くなった人に影響力がないということではないのです。